Phrase and Clause-06

a_ilst001

 

■句と節( Phrase and Clause )出題されやすい10のポイント

⑥ 無生物主語が人を連れて行く 節→句のパターン3 

————————–

☆Phrase and Clause-06
● Fill in the blanks so that the two sentences mean the same.

06. If you take this bus, you can get to the airport.
= This bus (   )(   ) to the airport.

 ↓
 ↓埋めた?
 ↓
 ↓
 ↓

●Answer

06. takes, you 

「このバスに乗れば、空港に行けます」


「このバスに乗れば~に行ける」
「この道を行けば~に行ける」

動詞は、何を使うべきなのか?

 


【解説】

If you take this bus, you can get to the airport.
= This bus ( takes )( you ) to the airport.

「このバスに乗れば、空港に行けます」

If you take this bus, you can get to the airport.
この文の take は「~に乗って行く(のっテイク)、~を利用する」という意味である。

This bus takes you to the airport.
この文の take は「~を連れて行く(つれテイク)」という意味である。
「このバスがあなたを駅に連れて行く」
ぐらいの意味になる。
訳は
「このバスに乗れば(を利用すれば)空港に行けます」
となる。

このようにバスや電車や地下鉄などの交通機関を利用して行く場合は、take を使う。

lead はどうなのか?
という質問をよく受ける。
「交通機関」を主語にしたときは、lead は使わない。
「道」の場合は、take でも lead でも使える。


まとめて整理しておこう。
lead か take か bring か?

lead … 基本的な意味は「先頭に立って行く」である。
そこから「連れて行く」「通じる」などの意味がある。

take … 基本的な意味は「持って行く、連れて行く」である。

bring … 基本的な意味は「持って来る」になる。

主語が乗り物の場合
take か bring が使える。
lead は使わない。

This subway takes you to the airport.
「この地下鉄に乗れば、空港に行けます」

The bus brings you to my city.
「そのバスに乗れば、私の町に来ることができます」

take と bring の違い
話し手と聞き手の位置関係で使い分ける。

take … 話し手も聞き手も到達点にいない。
I’ll take it to his house.
「私がそれを彼の家に持って行きます」

bring … 話し手か聞き手のどちらかが到達点にいる。
I’ll bring it to your house.
「私がそれをあなたの家に持って行きます」
Bring it to my house.
「それを私の家に持って来てください」


次に主語が道の場合
lead, take, bring のどれでも使う。
This road will lead you to the station.
として、lead を使うのが一般的だろう。

take は「連れて行く」ということから、「進んでいけば着くことができる」という感じがする。
それに対して、lead は「~に通じている、~に至る」という客観的事実だけを述べている。

bring は前に述べた乗り物と同じで「(話し手や聞き手のところに)連れて来る」ということを言いたいときに使う。

ちなみに「全ての道はローマに通ず」ということわざは
All roads lead to Rome.
で、lead を用いている。

このことわざは「真理というものは、どのような経路を通ったところで、必ず行き着くものである」という教えだ。


⇒ 句と節のポイント一覧に戻る

⇒ 究極の英文法トップページに戻る