Auxiliary-02

a_ilst008
■助動詞( Auxiliary verb )出題されやすい10のポイント

② 要求、提案、必要などを表す語に続くthat節の後の名詞節では動詞の原形を用いる。

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■ Auxiliary-02
● Choose the best answer from the four choices.

02. They insisted that he (  ) shopping alone.

(1) go
(2) will go
(3) went
(4) had gone

 ↓
 ↓選んだ?
 ↓
 ↓
 ↓

●Answer

02. (1) go

insist の後の that 節の中では動詞は原形になる。

insist の他にこの形を取る動詞を挙げて下さい。

 


【解説】

■助動詞-02
●適語(句)選択

02. They insisted that he ( go ) shopping alone.

「彼らは、彼が一人で買い物に行くべきだと主張した」


特定の動詞の後の that 節では should を使います。
ただし、これは主にイギリス英語における用法です。

アメリカ英語では、通例 should を用いず、動詞の原形を用います。
これは、仮定法現在と言います。

事実を事実として述べるのを、直説法と言います。
直説法現在は、動詞は普通に現在形を使います。

それに対して、心の中の「思い」を述べるのを仮定法と呼びます。
仮定法とは、叙想法とも言われていて、「思い」を述べる法です。

OE(古期英語)では、事実を意味する場合を除き、すべての名詞節で仮定法を用いていました。
S+V+ that S’+ 動詞の原形 ….
とか
It is 形容詞 that S + 動詞の原形 ….
という表現は、古い時代の語法が現在も生き残っている例なのです。

つまり現在の「思い」は、that 節の中では、動詞の原形で表します。
イギリス英語もアメリカ英語も、元々は動詞の原形を用いていました。
イギリス英語では、のちに should を用いて仮定法の代用をするようになりました。


さて、仮定法現在の形を取る動詞や形容詞にはどのようなものがあるのでしょうか?

代表的な動詞の覚え方!
「should は、消して読め」
け「決定する」decide, determine
し「主張する」insisit
て「提案する」suggest, propose
よ「要求する」demand, request, require, desire
め「命令する」order, command

他に、「忠告する」advise,「すすめる」recommend などもあります。
advise「忠告する」も入れると「shouldは消して読めちゅうねん」と覚える。
「ねん」は追求せんといてな。
なんでか、関西弁になってもうた。(笑)

勧告、懇願、願望、要求、決定、規定、命令、提案、配慮、意志、主張、懸念 などを表す動詞と言われています。
まずは、「けしてよめ」を覚えておきましょう。

形容詞は、その動詞に関連するものです。
advisable「当を得た、賢明な」
desirable「望ましい」
urgent「緊急の」
anxious「心配な」
careful「心配する」
essential「非常に重要な、必要な」
imperative「命令的な、断固とした」
important「重要な」
necessary「必要な」
possible「可能な」
sufficient「十分な」

前回挙げた形容詞と違い、should が無くなると動詞の原形になります。
(動詞の現在形ではないので注意!)


また should にはこれら以外に以下の用法もあります。

疑問詞と共に用いて、「いったい~とは」と感情を込めるものです。
(例)Why should she say that to you? 
「彼女はいったいなぜあなたにそんなことを言うのだろう」

「判断、感情」を表す should は覚えてますか?
あの「驚きの should 」です。

should のこの用法も覚えておきましょう。

 


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