Conjunction-05
■接続詞( Conjunction ) 出題されやすい10のポイント
⑤ 譲歩を表す接続詞
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☆Conjunction-05
● Write a suitable conjunction in the following parentheses.
05. Dark ( ) it was, we managed to find our way home.
↓
↓埋めた?
↓
↓
↓
●Answer
02. as (または though )
「暗かったけれども、私たちはなんとかして帰り道を見つけた」
譲歩の as 「~だけれども」
語順に注意!
どうしてこんな語順になるの?
【解説】
☆接続詞-05
●適語補充
05. Dark ( as ) it was, we managed to find our way home.
「暗かったけれども、私たちはなんとかして帰り道を見つけた」
異常な語順であることから、譲歩の as だと判定します。
as の前には、普通、形容詞か副詞が来ます。
名詞も来ることがありますが、無冠詞の名詞になります。
Child as he was, he was brave.
= Though he was a child, he was brave.
「子供ではあったが、彼は勇敢だった」
though を用いると a が必要です。
そもそも、英語で言う「譲歩」とは何か?
「~だが、~だけれども、~だとしても」という意味を表す表現を言います。
ただし、この語順を取る as が文脈から「~なので」(理由)となることがあります。
Good as he is, he is loved by everyone.
「彼はいい人なので、みんなから好かれている」
違いをしっかりと覚えておきましょう。
少し詳しい話を付け加えておきます。
興味のある方はどうぞ。
形容詞 + as + S + V「~だけれども」について説明します。
(以下、英語語法大辞典の受け売りです)
young as he was はもともと、as (so) young as he was という形で、「彼くらい若くして」と言う意味で、独立句的に用いられていたのだそうです。
13世紀ごろ~18世紀ごろまで広く用いられていた表現だそうです。
それから、as (so) が脱落して、young as he was になりました。
前に as (so) があった名残りも見られます。
Big a puzzle as it was「それは大きな難題ではあったが」などの表現です。
前に as (so) があったとすると、この語順になります。
譲歩の as の前には様々なものが来ます。
形容詞 young as he was
現在分詞 Living as I do
過去分詞 Burdened as he was
名詞 Child as he is
副詞 Much as he liked the girl
などです。
注意点がいくつかあります。
まず、名詞が来るときは、無冠詞( a や the が付かない)になる。
Child as he was, he was looked up to.
「子供であったが、彼は尊敬されていた」
次に、as が譲歩ではなく、理由「~なので」を表すことがある。
Tired as he was, he went to bed early.
= As he was tired, he went to bed early.
「疲れていたので、彼は早く寝た」
この「~なので(理由)」を表す用法は、比較的数が少ないということです。
このような意味を持つようになったのは、もともと as に「~なので」という意味があるからであろうとのことです。
どちらに訳すかは、前後関係から判断するしかないとのことです。
なお、分詞構文の強調に見られる、as + S + V は、単なる挿入と考えるのが良いとのことです。
Standing as it does on a hill, the church commands a fine view.
「そのように丘の上に立っているので、その教会は眺めが素晴らしい」
よく見る表現ですが、譲歩の as とは、成り立ちが異なります。