tense-02

a_ilst005

■時制( Tense )出題されやすい10のポイント

② 名詞節の中では未来の内容は未来時制で表す。

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☆Tense-02
● Choose the best answer from the four choices.

02. I wonder if it (   ) fine tomorrow.

(1) be
(2) is
(3) were
(4) will be

 ↓
 ↓選んだ?
 ↓
 ↓
 ↓

●Answer

02. (4) will be

名詞節の中では未来の内容は、will を用いて表します。

名詞節の説明はできますね?


【解説】

☆時制-02
●適語(句)選択

02. I wonder if it ( will be ) fine tomorrow.

「明日は晴れるのかなあ(と私は思う)」

名詞節の中では未来の内容は、will を用いて表します。


まず名詞節とは?

名詞の働きをする節です。

名詞は、主語や目的語や補語などの文の要素になります。
また前置詞の目的語になることもあります。

I wonder if it will be fine tomorrow.
この文において、if it will be fine tomorrow は 文全体の目的語の働きをしています。
「明日、晴れるのだろうか(ということ)」という意味です。

I wonder ~「~だろうか(ということ)」の ~ の部分、つまり wonder の目的語になっています。
つまり、名詞の働きをしている(文の目的語になっている)ので、名詞節になります。

節とは、「2語以上のひとまとまりで、一つの品詞の働きをして、その中にS(主語)とV(動詞)を含むもの」です。
名詞節においては、未来の内容は will を用いて表しますから、will be が正解です。

さて、時制-01 の副詞節では、will を用いず、現在形を使いました。
ところが今回、名詞節では、will を用いました。

その違いは何なのでしょう?


「内容が確定しているか、確定していないか」の違いです。

「明日雨が降るかどうか」について、今現在において、2つの選択があります。
「雨が降る」
「雨が降らない」
この2つです。
これは現在確定している条件です。
現在確定していることは、現在形で表します。

例えば、
The train arrives at 8:00.「電車は8時に到着します」
電車が来てなくても、現在形で表します。
現在はっきりしていることだからです。

これと同様に、「もし明日、雨が降れば」という副詞節の表現は確定した条件です。
よって、if it rains tomorrow と現在形で表すわけです。
if it will rain tomorrow 「明日、雨が降るだろうならば」???
こんな条件はおかしいですよね。


それに対して、「明日は晴れるのだろうか」という内容は不確定です。
不確定なことは、will を用いて表すわけです。
このことから、時や条件を表す副詞節の中では、未来のことでも現在形で表します。
will は不要だからです。
決して will が省略されたのではありません。
そう言った方が自然だから、will を用いずに言うのです。


現在確定していることは、現在形で表す。
現在不確定なことは、will を用いて表す。

この判断で選択しましょう。


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